現在日本人の死因の3分の2近く生活習慣病と言われています。しかも、その割合は年々増加の傾向にあるともされ、誰もが無関心でいるわけには行きません。中でも増加傾向著しいというのが「糖尿病」。糖尿病って、どんな病気なのかご存じですか?
糖尿病は一言で言えば「血糖値」が高くなる病気。人体は食べ物を消化吸収することで、活動エネルギーを作り出し、維持することができます。食べ物中の栄養素は様々ですが、中でも重要なものが『三大栄養素』であって、これは「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」の三つをさします。
このうち、エネルギー源の原料は「炭水化物」。炭水化物は、体内で消化・吸収されることにより「ブドウ糖」に変化し肝臓へ送られます。ブドウ糖は脳や筋肉で利用されますが、残りのブドウ糖は肝臓内にグリコーゲンとして蓄えられます。
身体が活動して血液中のブドウ糖が減少すると、肝臓のグリコーゲンがブドウ糖になり、血液中を環流します。人体には、このようなメカニズムがあり、活動エネルギーを維持するとともに、血糖値が一定の範囲で保たれるようになっています。
このメカニズムにおいて重要な役割を果たすのが「インスリン」(インシュリンとも)と呼ばれる物質です。この物質は、すい臓で作られるホルモンの一種であって、体内の細胞のブドウ糖吸収を活性化します。
インスリンが不足したり働きが悪くなったりすると、細胞は必要量のブドウ糖をスムーズに吸収できなくなり、筋肉や内臓にもエネルギーが行き渡らなくなります。結果、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)は高くなることになりますが、この血糖値が高い状態が継続するという状態が「糖尿病」です。