突然起きる、脳梗塞や心筋梗塞の発作。どちらも死亡に至るケースも珍しくない、恐ろしい病気です。また、命は助かっても後遺症が残ることも珍しくありません。
日本の脳梗塞・心筋梗塞の発症率は、近年とどまるところを知らず増加の一途とされます。今回は糖尿病と脳梗塞・心筋梗塞の関係について触れてみようと思います。
脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクは、糖尿病患者の場合、そうでない人の2~3倍の高レベルになります。調査の結果でも、脳梗塞になった人の約半数、心筋梗塞になった人の約3分の1は程度の差こそあれ糖尿病患者だとか。
どちらの症状も動脈硬化のために血流が止まることが原因。
糖尿病になると動脈硬化の進行を早める傾向があり、進行すると血流が狭まり、血栓(=血液の固まり)ができやすくなってしまいます。血栓が一旦できると、そこで血流がせき止められます。すると、酸素や栄養はそこまで止まりになり、先に行き届かなくなります。結果、細胞が壊死するのが「梗塞」です。
■『糖尿病 →動脈硬化 →血栓 →梗塞 →死亡・後遺症』
脳や心臓の細胞は一度壊死すると再生しません。当然機能が復活することもなく、これが後遺症を残しやすい原因です。